ファイティング・スピリット ~ 生活を高める力 ~

病気になった時に、「どう適応していくか」ということが大きな意味を持つことがあります。その一つが「ファイティング・スピリット」:困難に対して積極的に闘おうとする力。これを持つ人は「病気についてあまりくよくよ考えません」「なるべく普段通りの生活をするようにしています」など、様々な制約の中でも可能な限り自分の生活スタイルを維持しようとします。そしてこの力は、生活の質を高める上ではとても大切なものです。

ファイティング・スピリットが病気だけに向いてしまうと、病気やストレスをコントロールしようとしてかえって自分を苦しめてしまうこともあります。闘うべきものは病気ではなく(もちろん闘う事が必要な時もあります)、自分の生活の質をいかにその状況下において高めていくか、そこにファイティング・スピリットの力を注いでいくことも大切だと思います。