苦難の中の断捨離

「死別・がん・認知症・介護」など、人生の苦難の最中にあると人間関係の歯車が微妙に変化していきます。

家庭に「死」や「病気」が入り込むと、その空いた所・欠けた所を誰がどう埋めるのかといった問題やパワーバランスの崩れが問題になることもあります。

また、社会においてもこれまで関係のあった人が疎遠になったり、連絡がとだえてしまったりすることもよくあり、社会からの孤立や孤独を感じます。友人だと思っていた人が、頼りになると思っていた人が去っていくと大きな失望と悲しみに

襲われます。

 ですが、それは今の自分と歯車が合わないだけのことで、今の自分には必要のないものです。

変わってしまった歯車に無理に合わせようとすると、自分の歯車が壊れてしまいます。

合わなかったら合わないままでいい。無理に合わせる必要はないのです。

それより、潔くこれから進む道で今の歯車にあった人に出会えばいい。人は必要な時に

必要な人との出会いが用意されています。

 また、苦難の中だからこそ、本当に自分にとって大切なもの必要なものが見えてきたり残ったりするものです。

利害関係がない中で傍にいてくれ支えてくれる人は、そう多くはありません。

だからこそ、それは本当に貴重で大切なものです。苦難から得られる産物だと、私は思っています。