認知症介護 ~他人の経験談は半分に~

日々、認知症介護に奮闘されていらっしゃる方、本当に毎日お疲れさまです。介護の中でも認知症の介護はかなりのストレスであることがデーターでも実証されています。

そのストレスの中でも意外に多いのが他人による「優しさ」という刃をもった声かけやアドバイス。「認知症の人は感情が残っているから優しく笑顔でないと」「私も経験があるけどイライラしないように毎日過ごすことを大事にしないと」などなど。

認知症介護は毎日笑顔でいれるほど甘いものではありません。真剣に向き合えば向き合うほど辛く厳しいものです。特に大切な人の認知症は「曖昧な喪失」と言われ心身共に辛いものです。

他人のアドバイスも優しさの声かけも半分だけ聞いておいてください。人それぞれ症状も環境も違うので他人のそれと同じにはなりません。

そんなことで傷つかないよう、頑張っている自分をいたわってあげてくださいね。