がん患者さんの主なニーズの中に
「人生の意味を見出すこと」(41%)
があります。
特に、進行がんの患者さんにとってこのニーズは大きく
これまでの自分の人生を振り返り、後悔や懺悔を始め様々な思いで
「自分の人生はなんだったのか」
「どんな意味があったのだろうか」
と熟思します。
人生の意味を見つけられた人は、残された人生や生活の満足度が高いことも
分かっています。
しかし、なかなか簡単に人生の意味が見つけられるわけではありません。
また、その時々でその意味は変化するものです。
ただ、苦しみの最中でしか「自分の人生の意味」を見出すことは
出来ません。この苦難はそれを見つけるきっかけとなります。
そして、人間の生きる目的は最終的にそれを見つけることだと思います。
カウンセリングを通して、その人だけの「人生の意味」を見つけ、
残された大仕事にともに向かって歩んでいければ、と思います。