看護師時代に「人を見送るって大変なことね」
と介護者から言われたことがあります。
大切な人の
命を見送るということ、人生を見送るということ
それはとても大きさく深く重たいものです。
大切な人が日常の中で、
1つ1つ出来なくなっていく喪失を共に感じること
1日1日、終焉に向かっていく時間を共に想うこと
大切な人が突然いなくなって
1つ1つの想い出を心に留めておくこと
1日1日、大きな喪失感と共に生きること
そして、
見送る自分の人生まで変わってしまうこと
その「大きさと深さと重さ」
それが、命を見送る、人生を見送る事なんだと思います。
人がこの世に生を宿し、
1日1日を生き、
一瞬一瞬を感じてきた
その命が、人生が軽いわけがありません。
そしてそれを見送っていくことも同様に
大変でないわけがないのです。
ですから
人の命を見送ること、人の人生を見送ること
それは、大きく深く重いものではあるけれど
尊く厳かな、とても大切な意義のあることだとも思います。
今、大切な人を見送っている人
今、故人を心の中で見送っている人
大きく深く重いけれど、
一緒にがんばっていきましょう。
とても大切な意義のある毎日を。